2017/02/21

Another Water Matter Written X Dr. OOhashi



店の配管であがいているところ この間ロンドンに行ってたBRITISH EQUIPMENT PUBLISHINGのメンバーの一人 大橋ドクターから水についての寄稿をもらいました。


パンクと石鹸

ロンドンでスーパーに行くと、たくさんの種類のミネラルウォーターがあって迷ってしまうと思います。
関東の人なら「バクストン」を買うと間違いないでしょう。なぜなら、硬度が東京の水道水とほぼ同じだからです。(ちなみに、イギリスは刑務所内でも好きなミネラルウォーターを購入できますが、バクストンが一番人気があるようです)
ロンドンの水道水は かなり硬度が高くてカルシウムが多く、石鹸が泡立ちません。有名なセックスピストルズのツンツンヘアも 石鹸で固めたものです。

そんなイギリスの水道水ですが、都市部を離れるほど硬度が下がり、いわゆる「イナカ」へ行くと ほとんど軟水です。
ロアルド・ダールの小説でも、イギリス南部からドイツの収容所に移送されたRAFのパイロットが風呂場で戸惑う場面が出てきます。(ドイツの水道水は超・硬水なので石鹸が全く泡立たない)

日本人でも 軟水に慣れた関西の方は イギリスに行くと ちょっと面食らうかもしれませんね・・
口に合いそうなミネラルウォーターを事前にリサーチしておくのも また一興でしょう。