(第1話 Birmingham in 1824 )
(第2話 Crooked Lane in 1831)
(第3話 The Range Expands by 1842)
(第4話 Moved To Bridge Street in 1847)
(A young George Cadbury)
(Richard Cadbury in his later years)
兄ベンジャミンがパートナーとして事業に参画してから 'Cadbury Brothers of Birmingham'と呼ばれるようになっていたカンパニーはロンドンにもオフィスを開設。1854年にはヴィクトリア女王からロイヤル・ワラントを授けられます。
また1850年代、カカオに対する高い関税が引き下げられて、高価なチョコレートもより広く一般に普及、時代の波に乗ったキャドバリーにとって絶好の追い風となりました。
そして、crooked-laneに最初の工場を開いてから30年後の1861年、妻の死と前後して急激に体調を崩していった創始者ジョンは事業から手を引くことととなります。
後継者となったのは再び「キャドバリー・ブラザーズ」、25歳の次男リチャードと21歳の三男ジョージでした。
若い兄弟にとってビジネスはそう容易ではありませんでしたが、経済の勢いで林立した同業他社が倒産の危機を迎える中でも、業務の継続にまい進します。
ジョージが製造と仕入れ部門を担当、リチャードが販売・マーケティングの担当をするという分業体制です。
1861年はヴィクトリア朝中期。夫アルバートの死去によりヴィクトリア女王の立憲君主制が始まる年でありました。
(次の話Innovative Technique Introduced in 1866)